simロック解除 義務化 iphone [iPhone]
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この度、総務省が、携帯電話キャリアが、各端末を他社の通信電波を使って使用できないよう制限する「SIMロック」を、2015年度にも
解除することを義務づける方針を固めた。
通信サービスの多様化・競争促進につなげるのが狙いとのこと。
このニュースのキニナル!
キニナル(1)SIMロック解除で何が変わるの?
キニナルの解説
キニナル(1)SIMロック解除で何が変わるの?
SIMロックが解除になることで、みなさんはいいことばかりが起こるとお思いの方が多いと思いますが、実はそうではないようです。
単純に考えると、
・SIMロックフリーになり、どこのキャリアの端末へも簡単に切り替えができるようになる
・それにより各社の通信料の競争が起こり、通信料が安くなる。
・海外に行った時に、現地のプリペイドSIMカードが簡単に使えるようになる。
といったようなことが考えられます。
しかし、実は、キャリア側はSIMロックをかけることによって、他社に簡単に乗り換えられなくする代わりに、iPhoneなど高価な端末の価格を「負担金」として代わりに支払っているのです。
世界的に見て、iPhoneの各国内でのシェアは、なんと日本が70%で世界一。他国と比べても突出しているのです。
なぜ世界一なのかというと、日本以外の国ではSIMロックがない代わりに、iPhoneの価格がべらぼうに高いのです。
つまり、SIMロック解除が義務化されると、キャリア側はユーザーの囲い込ができなくなり、2年縛りどころか、4年縛りなどがんじがらめの契約になるか、もしくは代わりに支払ってくれていた端末補助金がなくなり端末代が高額になることが容易に予想できるのです。
AppleストアではiPhone5sの64GBが94,824円(税込)です。
ですが、ソフトバンクで新規契約でiPhone5sを月賦で買うと、実質的には21,120円+月々880円で買えてしまうのです。
この差額を実はキャリアが支払っているのです。
2015年以降、SIMロック解除が義務化されることで、実際に各キャリアの料金は安くなるでしょう。
しかし、iPhone等の高額スマホは売れなくなり、格安のアンドロイド機種がバカ売れしてシェアを塗り替えていくということがおきそうです。